ビタミンCが必要な人とは?
体内でのビタミンCのはたらきがわかったところで、
どのような人にビタミンCが必要なのか見ていきましょう。
□ 煙草を吸う人
□ 肌のつやを保ちたい人
□ 肌のシミが気になる人、美白美人になりたい人
□ 風邪をひきやすい人
□ 貧血気味の人
□ ストレスがある人
□ がんを予防したい人
□ 老化を遅らせたい人
□ けがを治したい人
□ 成長期の子ども
上記の項目に一つでもチェックがつけば、ビタミンCは必要です。
<ビタミンCが不足すると?>
・免疫力低下
・肌荒れ(シミ・吹き出物)
・骨や歯の老化
・壊血病の原因
<摂すぎると?>
・水溶性ビタミンなので、摂りすぎるとおしっこに混ざって出ていきます。
※ただし、サプリメントなどで大量に摂取すると、まれに下痢や嘔吐などの症状が出る場合があります
・「レモン○○個分のビタミンC」とうたっている食品を一気に摂取しても
全く意味がないことがわかりますね。
ビタミンCを効率よく摂るポイント
ビタミンCは、だいたい2~3時間で排泄されてしまうので、
1日の中で数回に分けて摂取することが望ましいと言えます。
そのため、
朝・昼・夕の3回の食事の際にビタミンCを意識した食事をとることがポイントです。
それではまず、あなたの年齢と条件を下から探してみましょう。
<一日のビタミンCの必要量>
※男女差なし
□ 1~2歳:40mg
□ 3~5歳:45mg
□ 6~7歳:60mg
□ 8~9歳:70mg
□ 10~11歳:80mg
□ 12歳以上:100mg
□ 妊婦:各年齢の必要量∔10mg
□ 授乳婦:各年齢の必要量∔50mg
※日本人の食事摂取基準2015より
自分のビタミンCの必要量がわかりましたか?
では、30歳 女性 Aさんの1日のプランを立ててみるとしましょう。
Aさんの必要量は、1日100mgですから、
3回の食事で分けてビタミンCを摂るとすると、
1回の食事からはビタミンCを約33mg摂らなければならないことがわかります。
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれていますが、
熱や衝撃を加えると、すぐに壊れてしまう、弱いビタミンです。
そのため、食材を生の状態で食べるのが、ビタミンCの摂取には効率的と言えます。
生でおいしく食べられるものといえば、果物ですね。
貧血対策にビタミンC
ビタミンCは体内で吸収されにくい「非ヘム鉄」という鉄分を、
吸収されやすい「ヘム鉄」に変えてくれる性質を持っています。
また、赤血球が作られる過程で必要な「葉酸」の働きを高めてくれる
はたらきもあります。
そのため貧血ぎみの方や成長期の子どもにもビタミンCは必要不可欠なのです。
